保育の質の担保について

社会保障審議会少子化対策特別部会 第10回(9/5)〜第19回(12/3)における委員等から出された主な議論.pdf』P.24から抜粋

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○ 現行の最低基準、特に施設設備関係については、
 科学的・実証的な調査・研究の成果を踏まえて見直しを行うべき。
 〔第14回・吉田委員〕

○ 0歳児・1歳児は、園庭がなくてもできるというのはあると思う。
 〔第14回・清原委員〕

○ 最近、良くわかっている保護者は、乳児の間は園庭がなくても家庭的
 な雰囲気で、3歳になったら公立保育園へという方も増えてきている。
 〔第16回・原参考人

○ ある認証保育所で、安全・清潔・保育士数がきちんと確保されているが、
 面積が非常に狭いところがあった。子どもは自立し、知識も十分で、
 保護者は高く評価するかもしれない。
 しかしながら、次世代を担う子どもたちに今求められる学力は何かというと、
 コミュニケーション能力、問題解決能力であり、こうした力は、
 子ども集団が培っていく。子ども自ら環境に働きかけ、環境との相互作用により、
 子どもは発達していく。
 にもかかわらず、主体的な活動を促すことは限られた空間ではできず、
 子ども同士の関わりも少なくなる。自ら環境に働きかけるには、
 やはりある広さが必要。
 〔第15回・藤森参考人

○ 家には、トイレがあって、向こうに台所があってと、いろいろな生活の
 空間がある。一方、認証保育所は保育室の一部屋しか空間がなかったりする。
 最低基準としては、保育室の広さと園庭しか基準がないが、全体の生活の
 空間があるかどうかという点もある。
 〔第15回・藤森参考人
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何か科学的に立証されたものではないですし、
1つの意見ですが、広さへのこだわりは、こういうところからきたり
するのですね。